研究課題
若手研究
要介護に陥るリスクが高い「フレイル高齢者」の介護予防が重要な課題である.フレイルは加齢に伴う筋力低下などの身体機能と抑うつなどの精神機能,そして独居などの社会的背景から成るリスク状態であり,関節疾患を起にバランス機能が低下し,転倒,さらには要介護に陥る負のサイクルがある.したがって、関節疾患患者に対する介入が高齢者の介護予防に寄与すると考えられる。申請者はこれまでに深部筋の萎縮と脂肪変性および機能が関節運動や高齢者の歩容に関係することを解明してきた。これらのことから、関節疾患患者において深部筋群の萎縮と脂肪変性および機能はバランス機能や転倒に関係することが考えられる。