研究課題
若手研究
女性が社会進出を果たしながらも出産・育児に従事するため、出産支援の充実が求められている中、分娩進行の遅延が問題視されている。これは、母体や胎児の予後へ影響する危険性に加え、出産時に骨盤底に負担がかかることにより産後の尿もれや骨盤臓器脱へとつながるリスクがあるからである。このようなリスクを回避した滞りない分娩進行のためには、母体がいきみにより十分な腹圧をかけることができ、同時に胎児の娩出口付近に位置する骨盤底筋はできる限り弛緩(リラックス)している状態が望ましい。そこで本研究では、臨床での応用可能ないきみ指数を開発し、女性の分娩力向上の評価指標とすることを目指す。