研究課題/領域番号 |
23K16623
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
有家 尚志 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 助教 (90847534)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 運動器疾患 / 運動継続 / 行動変容 / 臨床アウトカム / Core outcome sets |
研究開始時の研究の概要 |
多くの運動器疾患において、運動療法は主たる保存療法として用いられる。しかし、運動の実施率が低いために、十分に効果が得られないことがある。本研究では、運動療法の効果を高める介入手段を確立するために、以下3つの課題を実施する。(1)運動器疾患を有する方に対して、運動を継続するという行動変容を促す手段(行動変容技法)の調査、(2)運動器疾患を有する方の診療において、意思決定に重要な臨床アウトカムの整理、(3)行動変容技法が臨床アウトカムに与える効果の分析を行う。
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研究実績の概要 |
令和5年度は、2つの計画を進めた。まず1つ目は、行動変容技法の効果を検証したレビューである。研究計画を策定するために、行動変容技法の用語を規定した研究を引用しているレビュー論文を中心に、運動実施率への影響を調査した研究の確認を進めた。レビューに必要な検索戦略および運動実施率の評価方法のバリエーションを確認できた。しかし、必要なデータ抽出システムの利用および研究機材の納品が遅れたため、本年度は研究計画作成段階に留まった。次年度は研究計画を確定し、当初の予定であるレビュー研究を進める。 2つ目に、令和6年度に実施予定であった運動器疾患における重要なアウトカム(コアアウトカムセット)の整理である。前述の通り、1つ目の計画に中断期間があったため、研究計画の作成を前倒しで進めた。コアアウトカムセットに関する研究を収載する国際的なデータベースにアクセスして、実際の検索手順や検索フィルターなど適用範囲を確認した。またデータセットの確認、ラベリングとして使用されている専門用語の理解、整理等を進めたことで、包括的に研究データを収集する計画ができた。次年度は、実際にデータベースより抽出し、運動器疾患におけるコアアウトカムセットの開発状況をまとめる。この段階の知見については、総説論文を作成し投稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和5年度に予定した研究内容については、研究に必要なシステムおよび備品の納品が遅れ、当初予定していた範囲の計画を進めることができなかった。一方で令和6年度実施予定の研究内容を前倒しで行えたため、総合的には順調に進めることができている。
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今後の研究の推進方策 |
おおむね順調に進んでおり、令和6年度の計画を前倒しで進めることができた期間について、令和5年度の計画の遅れを充当して進める。
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