研究課題
若手研究
侵害受容性疼痛に対する物理療法の生物学的エビデンスは不足しており,基礎データの蓄積はリハビリテーション医療における喫緊の課題である。低反応レベルレーザー療法(LLLT)はin vitroレベルで炎症抑制作用を有することが示唆されているが,至適照射条件も含めてin vivoレベルでのエビデンスは十分でない。そこで,本研究ではカラゲニン誘発膝関節炎モデルラットを用い,LLLTによる侵害受容性疼痛の軽減効果およびその生物学的機序について,マクロファージの極性化に着眼して検索を進める。また,これらの結果に基づき,LLLTによる侵害受容性疼痛の軽減効果を得るための至適照射条件の策定を試みる。