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足底感覚を用いた介入が下腿筋の脊髄興奮性と同時収縮の改善にもたらす効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 23K16650
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関県立広島大学

研究代表者

大古場 良太  県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (30825253)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード足底感覚 / 歩行 / 知覚入力型インソール / 同時収縮 / 突起
研究開始時の研究の概要

姿勢制御能力低下の一因として下腿筋群の同時収縮がある.これは姿勢制御の補償戦略として知られるが,度合いが過剰な場合は姿勢制御の多様的な応答を阻害する報告もある.
我々はこれまで,足底部に突起を貼付し,同部へ荷重する動作の効果について検証を続けてきた.足底に貼付した突起を手掛かり刺激として荷重を促すことで,着用者自身が荷重位置や足底圧移動方向を意識的に制御することができ,歩行動作パターンの変容や下肢筋群の選択的な賦活を促せることを明らかにした.それを応用し,足底感覚を用いた介入が下肢筋の同時収縮に与える影響を解明することで,筋緊張の異常を改善させる新しい姿勢制御トレーニング法の確立を目指す.

研究実績の概要

令和5年度は,下腿筋群の賦活・抑制に寄与する突起貼付位置や突起の形態を検証するため,足底感覚入力の具体的方法について知覚部位(前足部/後足部,内側/外側など)や個数などの条件を複数設定し,下腿筋群の選択的な賦活および抑制に与える影響を調査する予定であった.しかし,研究代表者の所属変更等により,検証に必要な研究機器の整備に時間がかかり,十分な検証には至っておらず,パイロット段階である.突起位置の違いは,前足部の場合は蹴り出しによって腓腹筋の活動増加,後足部の場合は初期接地の教示となり前脛骨筋活動の増加が認められており,本結果をもとに更に突起条件を細分化し,過度な同時収縮に影響をもたらす設定を追究していく.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の所属機関変更による研究機器等の整備や,他の研究課題のCOVID-19によるデータ計測の遅れ等により,本研究もデータ計測等に遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

パイロット研究の結果より突起の位置や形態などの条件を精査し,被験者を増やしてデータ計測していく.具体的には,知覚部位(前足部/後足部,内側/外側など)や個数などの条件を複数設定し,下腿筋群の選択的な賦活および抑制に与える影響を検証する.また,日常生活における影響について「立ち上がり」「立位保持」「歩行」を想定し,動作ごとに下腿筋群の選択的な賦活および抑制に与える影響も検証する予定である.

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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