研究課題
若手研究
超高齢社会にある我が国において,高齢者が自立した生活を継続するうえで,フレイル予防が重要である.フレイルには様々な要因が関連するが,近年,高齢者の生活を取り巻く「近隣環境」が高齢者の健康に影響を与えることについて注目が集まっている.本研究の目的は,地域在住高齢者を対象に,①近隣における“客観的環境”と“認知的環境”の相互関係がフレイルに与える影響を縦断的に検証すること,②客観的-認知的環境の相互関係の特徴に基づく新たなフレイル予防モデルを検討すること,である.本研究は4年間の研究計画とし,約600名の自立高齢者を対象とする縦断的観察研究を実施する.