研究課題/領域番号 |
23K16656
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
東恩納 拓也 東京家政大学, 健康科学部, 期限付助教 (70910743)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 発達性協調運動症 / 発達障害 / 協調運動 / 評価 / 日常生活活動 |
研究開始時の研究の概要 |
発達性協調運動症(Developmental Coordination Disorder:DCD)児に対する支援では活動指向型及び参加指向型アプローチが推奨されているが、作業遂行時の運動の不正確さを改善させるための介入方法は明らかになっていない。この課題に対し、研究代表者は運動の不正確さを定量的に評価できる評価法を開発しているが、神経発達症児の運動の不正確さの改善プロセスは解明できていない。そこで、本研究は協調運動の定量的評価を用いてDCD児の運動学習プロセスを解明することで、運動の不正確さを改善し、運動スキル獲得を効率的に促す新しい介入プログラムを開発することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、協調運動の定量的評価を用いて発達性協調運動症(Developmental Coordination Disorder:DCD)児の運動学習プロセスを解明し、運動の不正確さを改善し運動スキル獲得を効率的に促す新しい介入プログラムを開発することである。 これらの目的に向けて、協調運動の定量的評価を用いた運動の不正確さの時系列変化、および運動学習プロセスに基づいた介入プログラムの効果検証等を行う計画である。 2023年度は、国際的に使用されているDCD児の尺度の日本語版作成に取り組んだ。原著者の承諾を得て、国際的な翻訳化の手続きに基づいて日本語版の作成を行った。また、パイロット調査として、定型発達児および神経発達症児数名のデータ収集を行い、日本の文化に配慮した項目の修正を行った。その結果、DCD児の日常生活活動を評価するための尺度の日本語版を作成することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
DCD児の定量的評価の開発はできている。しかしながら、厳格な翻訳化の手続きに従い翻訳化に時間を要したため、対象者の大規模なデータ収集に遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度はDCD児の定量的評価の大規模なデータ収集を実施する。そして、他の協調運動能力評価も実施し、定量的評価の信頼性と妥当性の検証を行う。その後、定量的評価を用いた横断調査を開始し、運動学習プロセスの解明にむけた検証を行っていく。
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