研究課題/領域番号 |
23K16690
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
水島 諒子 筑波大学, 体育系, 研究員 (40913900)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ジュニアアスリート / スポーツ障害 / 発育発達 / ランダム化比較試験 / 実装研究 |
研究開始時の研究の概要 |
ジュニアアスリートの健やかな成長促進、QOL向上、障害予防や競技力向上のためには、包括的かつ適切にコンディショニングを支援できるシステムの構築が必要である。また、都市中心部に限らず、地域在住の選手への支援、指導者や家族を含めた支援や、新しい生活様式に適応した遠隔サポート等の検討が望ましい。本研究では、地域展開を見据えたジュニアラグビー選手を対象としたコンディショニングサポートシステムの構築を目指して、ジュニア期における障害・疾患リスク要因を解明するとともに、プログラムの有効性を検証する。
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研究実績の概要 |
ジュニアアスリートの健やかな成長促進、QOL向上、障害予防や競技力向上のためには、包括的かつ適切にコンディショニングを支援できるシステムの構築が必要である。また、都市中心部に限らず、地域在住の選手への支援、指導者や家族を含めた支援や、新しい生活様式に適応した遠隔サポート等の検討が望ましい。そこで本研究では、地域展開を見据えたジュニアラグビー選手を対象としたコンディショニングサポートシステムの構築を目指し、ジュニア期における障害・疾患リスク要因を解明するとともに、プログラムの有効性を検証する。 本研究の目的を達成するために、設定した研究課題Ⅱ「ジュニアラグビー選手を対象としたコンディショニングプログラムの予備的介入試験」を実施し、データを収集することができた。本課題では、実行可能性検証のために、単群介入試験を実施し、更に、介入試験を完遂した研究対象者を対象にフォーカスグループインタビューにより、課題を抽出した。 具体的には、ラグビーチームに所属する中学生男女7人(男子6人[85%]、平均13.7歳[中学1年 2人、中学2年 5人])が介入プログラムに参加し、事後評価を完遂した。主要評価項目である「コンディショニングにおける行動変容ステージ」に加え、プログラム終了後、課題を抽出するために、副次評価項目としてフォーカスグループインタビューをおこなった。 現在、収集したデータの解析をおこないながら、研究課題Ⅰ「ラグビー選手のジュニア期における障害・疾患リスク要因の解明と予防策の検討:後ろ向き研究」および研究課題Ⅲ「ジュニアラグビー選手を対象としたコンディショニングプログラムの有効性検証:ランダム化比較試験」の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は、研究課題Ⅱ「ジュニアラグビー選手を対象としたコンディショニングプログラムの予備的介入試験」を実施し、データを収集することができた。 具体的には、ラグビーチームに所属する中学生男女7人(男子6人[85%]、平均13.7歳[中学1年 2人、中学2年 5人])が介入プログラムに参加し、事後評価を完遂した。主要評価項目である「コンディショニングにおける行動変容ステージ」に加え、プログラム終了後、課題を抽出するために、副次評価項目としてFGIをおこなった。 2024年度は、2023年度に収集したデータの解析をおこないながら、研究課題ⅠおよびⅢの準備を進めている。なお、2023年度は、本研究に関連する研究成果を3回、学会発表することができた。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、2023年度に収集した研究課題Ⅱのデータ解析および学会発表・投稿論文執筆をおこないながら、研究課題Ⅰ「ラグビー選手のジュニア期における障害・疾患リスク要因の解明と予防策の検討:後ろ向き研究」を遂行する予定である。
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