研究課題
若手研究
筋疲労は、① 脳-脊髄などの命令が乱れることによる中枢性疲労と ② エネルギー供給系などの代謝応答の変化によって引き起こされると考えられている。しかし、スプリント走の筋疲労を導くメカニズムは、その全容が解明されているわけではない。そこで、本研究はスプリント中の筋神経活動と代謝応答を同時に計測し(研究課題1)、アスリートの競技力(個人差)は疲労耐性に起因するという仮説を検証し(研究課題2)、スプリント中の筋疲労のメカニズムの包括的な理解と、アスリートのハイパフォーマンスの背景に潜む神経科学的および生理学的要因を明らかにすることを目的とする。