研究課題/領域番号 |
23K16706
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
市川 由理 順天堂大学, 医療科学部, 助教 (40759776)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | エラストグラフィ / 筋肉 / 筋肉の柔らかさ / 柔道 |
研究開始時の研究の概要 |
最適な動きを会得するには、筋肉量(筋力)と筋肉の柔らかさ(伸び)のバランスを考慮したトレーニングが必要であると考える。しかし、競技別に筋肉量と筋肉の柔らかさのバランスを調査は少ない上、両者のバランスの最適値を3次元動作解析により検証した研究はない。本研究では、筋肉の柔らかさは超音波エラストグラフィで、3次元動作解析は床反力計を6枚持つ高解像度かつ高性能な計測装置で評価し、体格に合った最適な筋肉量と筋肉の柔らかさのバランスはコンピュータのdeep learningによって求める。 競技特性に応じた最適な筋肉量と筋肉の柔らかさのバランスを求め、効率的で科学的な新しいトレーニング法の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
筋肉量(筋力)と筋肉の柔らかさ(伸び)を競技に合わせて、バランスよく効果的に変化させるための、科学的なトレーニングメニューの構築を行うため、本研究ではまず柔道選手を対象に検討を開始した。 柔道の技は複雑な筋肉運動の組み合わせで、特に練習効果の科学的評価が難しく、経験者による伝統的な練習が多いとされている。さらに、柔道の技は組手とのやり取りで複数の筋肉を複雑に組み合わせて行われる。競技力向上に筋力UPが必須であるが、柔道のトレーニング効果は筋力だけでは評価できないこと、筋肉量と筋力は比例して増加するが、バランスが崩れて動作に滑らかさがなくなる。このように柔道は相手との力のやり取りが科学的評価を難問にし、研究が少なく、トレーニングの技への効果を科学的に評価する方法がほとんどない。 そこで、パフォーマンス向上に最適な筋肉のバランスを評価できれば、目的に合わせた科学的なトレーニングが可能となり、自国の柔道のさらなる競技力向上に寄与できる。 現時点では、大学柔道部員の各種筋肉量に対するその筋肉の柔らかさを測定しており、引き続き被験者を増やして進めている。被験者の筋肉の厚みを目の当たりにし、計測の難しさを実感するものの、計測技術の向上に向け訓練しながら施している。次に、いわゆる成績上位者である全日本柔道強化選手の同部位の筋肉を測定することでその差異の有無を確認する。これにより、成績上位者に寄せた筋肉の質をトレーニングで目指す可能性を高くし、よりパフォーマンス向上が可能となる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
柔道選手を被験者とした測定が進行中である。
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今後の研究の推進方策 |
大学柔道部員の被験者を増やして引き続き測定することと、全日本柔道強化選手の測定を行うことで、訓練中の選手と全日本強化選手の筋肉の質の差異を確認する。
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