研究課題
若手研究
近年、東京マラソンを代表する冬季のマラソンや長時間の自転車競技、海や湖など屋外水中環境で行われるオープンウォータースイミングの競技人口が増加している。これらの競技では、運動による筋での多量の熱産生があるにもかかわらず、運動時低体温症による競技中断者や救急搬送車が頻出する。申請者はこれまで、運動が寒冷暴露時に生じるふるえや寒さ感覚を抑制することを明らかにしているが、皮膚血管収縮については明らかではない。本研究では、寒冷暴露によって生じる運動中の皮膚血管収縮の特性と、その調節メカニズムについて検討する。