研究課題
若手研究
日本のアスリートは、海外アスリートと比較してドーピング禁止物質を意図的に用いるような違反は極めて少ない。一方、サプリメント等、栄養補助食品へのドーピング禁止物質の混入 (汚染)による違反が大学生年代も含め相次いでいる。栄養補助食品は法律上、全含有成分の表記の義務はない。このように、違反のリスクがあるにもかかわらずサプリメントを使用する意志や信念にはどのような背景があるのだろうか。本研究は、アスリートのサプリメント使用によるドーピング違反リスクの認識、サプリメントに対する信念、使用意思の決定に及ぼす影響を明らかにし、ドーピング違反を予防するためのガイドラインの策定、教育プログラムの開発を目指す。