研究課題
若手研究
ラグビーではタックル時に脳振盪が多く発生する。タックル時に発生する脳振盪には、選手個人のタックル技術とタックルに至るまでのアプローチの局面が重要である。このアプローチの局面には、選手の技術だけでなく、筋力や関節の可動性、全身反応速度と行った身体的特徴が関与している。本研究では、タックル動作の映像記録と傷害記録,様々な身体的特徴のデータを基に、ラグビー選手における「個々のタックル技術」と「身体的特徴」から脳振盪発生リスクを推定する包括的タックル動作評価ツールの開発を目指す。本研究の成果は、選手の脳振盪予防に向けて、スキル面だけでなく、フィジカル面からの介入へと波及していくことが期待される。