研究課題/領域番号 |
23K16745
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
金子 直嗣 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (50969285)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 可塑性 / 背外側前頭前野 / 一次運動野 / 神経可塑性 / やる気 / 連合性ペア刺激 / リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
中枢神経疾疾患後のリハビリテーションは脳や脊髄が有する神経可塑性を最大限に引き出し、運動機能の回復につなげることを企図している。臨床現場では「やる気がリハビリの帰結に影響する」という経験則が存在するが、その科学的検証は十分ではない。 本研究では、やる気が神経可塑性に与える影響の解明を目的とする。本研究ではやる気の高低により被験者を群分けし、神経可塑性の群間での違いを調べる。また、やる気に関係する脳領域を外的に賦活させた際の神経可塑性の変化について調べる。本研究成果は、運動機能の回復の根幹にある神経可塑性に対するやる気の効果の科学的証拠となり、リハビリにおける運動機能回復の効率化につながる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、やる気が運動機能の回復に関与する神経可塑性に与える影響を明らかにすることである。そのために、本研究ではやる気の高低により被験者を群分けし、神経可塑性の群間での違いを明らかにする。また、やる気に関係する脳領域を外的に賦活させた際の神経可塑性の変化について調べる。本研究成果は、運動機能の回復の根幹にある神経可塑性に対するやる気の効果の科学的証拠となり、リハビリテーションにおける運動機能の回復の効率化につながる。 当該年度ではやる気に関連する脳ネットワークの一部である背外側前頭前野の可塑性について着目して、うつ病と健常者を対象にその可塑性の違いについて調べた。その結果、うつ病患者における背外側前頭前野の可塑性異常を明らかにした。本研究成果は国際誌Cerabral Cortex誌に掲載された。 今後は背外側前頭前野と一次運動野の関係性に着目して、やる気が可塑性と運動制御に及ぼす影響の解明に取り組んでいく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究成果の一部は既に国際誌に掲載されていることから概ね順調に進んでいると言える。
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今後の研究の推進方策 |
現在は、やる気に関係する脳領域を外的に賦活させた際の神経可塑性の変化や運動制御への影響について調べており、データが集まりつつある状況である。今後も引き続き実験を続けていくことで、やる気が運動機能の回復に関与する神経可塑性に与える影響に近づくと思われる。
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