研究課題
若手研究
本研究では、環境・文脈に応じた自己ブランド化(他者にどう見られたいかという意図)の方略によって多様に変化する身体運動(振る舞い)に潜む法則性を数理的に解明することを目指す。歩行運動を対象とし、様々な環境・文脈における自己ブランド化の方略と、それを元に生み出される歩容パターンを解明し(研究1)、得られた有限個の歩容パターンに対する観察者の印象評価実験を行い、動作者の身体表現と観察者による表現解釈・印象知覚の構図を明らかにする(研究2)。さらに衣服による自己ブランド化・動きの印象評価への影響の視座を加え、より簡易的な計測手法を用いて衣服と自己ブランド化の相互関係について検討する(研究3)。