研究課題
若手研究
超高齢社会の日本ではサルコペニアが大きな問題となっている。サルコペニアは加齢による骨格筋量の減少と筋力あるいは身体機能の低下で定義され、肥満を伴う場合をサルコペニア肥満と呼ぶが、この発症機序の一つに骨格筋の筋細胞間脂肪(Inter-muscular adipose tissue,IMAT)蓄積がある。Gastric inhibitory polypeptide (GIP)は食事に伴い分泌される腸管ホルモンであり、脂肪蓄積・肥満にGIPが促進的に関与する。GIPシグナルがサルコペニアの発症に関与する仮説を立て、その分子機構を解明する。