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皮膚老化における細胞老化・エクソソームの役割解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K16774
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

野島 伊世里  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (10827398)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード皮膚老化 / エクソソーム / SIRT1
研究開始時の研究の概要

加齢により表皮ケラチノサイトにおける長寿遺伝子SIRT1の発現量は低下するが、SIRT1活性化薬の投与はマウスの皮膚老化を軽減し、SIRT1の発現低下がSASPと呼ばれる細胞からの分泌物を介して周囲の細胞を老化させる。エクソソームという細胞外小胞は細胞間の情報伝達に重要な役割を果たし、老化細胞やSIRT1活性が低下した細胞では分泌が亢進する。これまで老化ケラチノサイト由来のエクソソームが周囲の細胞に作用して皮膚老化に関与するかは不明である。
本研究では、培養細胞、マウスモデルやヒト皮膚試料を用いて、皮膚老化の分子機序をケラチノサイトの細胞老化・エクソソームといった観点から明らかにする。

研究実績の概要

加齢によって表皮ケラチノサイトで長寿遺伝子Sirt1の発現量は低下するが、Sirt1活性化薬の投与で皮膚老化が低減すること、SIRT1の発現低下による細胞老化にSASPと呼ばれる細胞からの分泌物が関与することが確認された。このため本研究では、表皮ケラチノサイトからの分泌物であるエクソソームの皮膚老化への作用及び作用機序を調べることを目的としている。
表皮ケラチノサイト初代培養細胞で老化を誘導するため、継代による細胞老化(複製老化)モデルは既に確立している一方で、複数の細胞老化モデルを作ることを目的として、RAS遺伝子の活性化によるがん遺伝子誘導性細胞老化モデルや、放射線照射によるDNA損傷を介した細胞老化モデルの確立を試みた。しかし細胞老化マーカーであるp16やp21の発現上昇、SA-β-GAL染色陽性細胞の増加、細胞増殖抑制といった細胞老化の所見が確認されなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究を進める上で必須である細胞老化モデルが1種類しか確立できていないため。

今後の研究の推進方策

細胞老化モデルの検討を引き続き行い、並行して既に確立しているモデルを用いて研究を進めていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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