研究課題
若手研究
トリプトファン(Trp)はその代謝物が免疫抑制に働き、近年腫瘍免疫や感染症の分野で非常に注目されている。これまでに炎症性サイトカインをマウス胃から樹立した細胞株に添加したところGPR142発現が上昇するという知見を得たことから、GPR142シグナルがキヌレニン系路の律速酵素であるIDO1(Indoleamine 2,3-dioxygenase1)活性に何らかの影響を及ぼし、免疫調節に関与するという仮説を立てた。GPR142発現分布、細胞でのGPR142及びIDO1発現調節機構 、炎症誘導下のGPR142KOマウスにおける表現型の変化 に着目してTrp感知シグナルによる免疫調節機構を解明する。