研究課題/領域番号 |
23K16780
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
渡邉 大輝 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (90894501)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 水代謝回転 / 二重標識水法 / 年齢 / 身体活動 / 水必要量 / 水代謝回転量 / 老化 / 安定同位体 |
研究開始時の研究の概要 |
水は全ての生物にとって不可欠な物質である. WHOやアメリカ・カナダの水の必要量に関するガイドラインでは, 成人は定められているが, 高齢者では定められていない. これまでの水の必要量を検討した研究は一時点の横断研究であり, 水の必要量の集団レベルでの年齢による違いの説明に限定され, 個人レベルで加齢に伴ってどのように変化するかを判断することはできない. 本研究計画では, 既に水の必要量のデータを取得している高齢者58名のうち約35名を対象に新たに追跡調査(縦断研究)を実施する. 水の必要量は安定同位体を用いた二重標識水法によって生体内の水分の入れ替わる量(水代謝回転)から評価する.
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研究実績の概要 |
一部の食事ガイドラインでは成人の 1 日あたりの水分必要量が定められているが、高齢者に対する必要量は明確に定義されていない。二重標識水法で評価した水代謝回転量と食品や飲料から水分摂取量に関連する要因はわかっていない。我々はこれらの要因を調査することを目的とした。この横断研究には福岡市に住む54-85歳の57名の参加者が含めた。我々は二重標識水法を使用して水代謝回転量と食品や飲料から水分摂取量を評価した。食事摂取量と身体活動量は、それぞれ 3 日間の食事記録法と検証済みの三軸加速度計を使用して評価した。空腹時に取得した血液・尿成分、気温や湿度などの環境条件のデータも取得した。水代謝回転量と食品や飲料から水分摂取量の中央値は、それぞれ 2,842 ml/日と 2,227 ml/日でした。これらの変動を説明する要因として、性別、体重、中強度以上の身体活動量、食事記録法から推定した水分摂取量、尿中アルドステロン、浸透圧、クレアチニンクリアランス、WBGTなどの変数によって適度に予測されました。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究①として考えていた、二重標識水法で評価した水代謝回転量と関連する要因に関する研究の原稿を作成し、科学雑誌に投稿している。この研究で明らかになった要因は、加齢に伴う水必要量の変化が引き起る理由の一部を説明できる可能性があるため。
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今後の研究の推進方策 |
現在、投稿している原稿を掲載させることを第一優先に考える。その後、縦断研究により水必要量の加齢に伴う変化やその要因についての検討を開始する。これまでの知見から、二重標識水法で評価した水代謝回転量の要因を説明するためには、24時間蓄尿検査が重要であるため、こちらも同時並行で解析を進めたい。
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