研究課題
若手研究
先進諸国では高齢者人口の増加による医療費増大などの社会問題を引き起こしており、老化関連疾患に罹患することなく年齢を重ねる「健康寿命」を延ばす方法の確立が急務である。いくつかの化合物が老化を抑制するとして見出されているがその効果は十分とは言い難く、既知化合物よりも強い活性を持ち毒性の少ない新規化合物を創出できるかが問われている。本研究では、1) 細胞老化抑制活性を有する既存医薬品の探索、2) 既存医薬品の薬理活性および薬物動態面を改良した新規化合物の創出の2つの方法で臨床応用を志向した新規老化抑制剤を開発し、病態リスクが上昇する細胞や組織の老化を抑制して複数の疾患の予防へと繋げる。