研究課題
若手研究
カルシウムは、食事からの摂取不足が問題となっており、特に成長期におけるカルシウム摂取不足は、将来の骨粗鬆症発症に寄与することが危惧されている。さらに、妊娠期における母親の栄養状態が新生児の代謝機構に影響を与え、将来の疾患発症リスクに関与するというDOHaD仮説が提唱されていることから、妊娠前からの母体のカルシウム摂取状態が胎児の将来の骨粗鬆症の発症に寄与している可能性がある。そこで本研究は、成長期から妊娠前のカルシウム摂取状況が新生児の発育やエピゲノム変化に及ぼす影響を明らかにし、妊娠前から胎児の将来の骨粗鬆症発症を予防する新しい栄養管理法の確立を目指す。