研究課題/領域番号 |
23K16810
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
高橋 淳太 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 産総研特別研究員 (20838388)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 社会参加 / 評価法 / 発話 / 地域在住高齢者 / フレイル / 客観的評価法 / 社会的孤立 |
研究開始時の研究の概要 |
社会参加の欠如(社会的孤立)は様々な負の健康アウトカムと関連することが知られているが、社会参加の客観的な評価方法は存在しない。そのため現状では、自分自身や周囲の者が社会参加の状況を把握しにくく、社会的孤立リスクの早期発見が困難である。そこで本研究では他者との関りの中で生じる「発話」に着目した社会参加の客観的評価法の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
社会参加の欠如(社会的孤立)は様々な負の健康アウトカムと関連することが知られているが、社会参加の客観的な評価方法は存在しない。そのため現状では、自分自身や周囲の者が社会参加の状況を把握しにくく、社会的孤立リスクの早期発見が困難である。そこで本研究では他者との関りの中で生じる「発話」に着目した社会参加の客観的評価法の開発を目指す。 計画初年度となる本年度は、評価対象者の発話を選択的に評価・定量化するシステム開発を行った。本システムは①対象者の声を学習するコマンド(話者モデルの作成)、②話者モデルを用い収録データ内の対象者の発話量を出力するコマンドからなる。現状はプロトタイプの作成を行っており、複数人での会議場面における対象者の発話解析を行い8割程度の判別精度となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本システムの根幹技術となる発話の選択的な定量評価は構築でき、ある程度の評価精度を実現できた。しかし、その根幹技術を実環境に近い状況で精度検証・チューニングするまでは行えなかったため、当初の予定からはやや遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は会議場面だけでなく、より日常生活場面に近い状況(1つの発話が短い、周囲の雑音があるなど)や高齢者での検討を行っていく必要がある。
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