研究課題
若手研究
老化細胞には異常細胞の増殖を抑制する正の面と、様々なサイトカインを分泌して慢性炎症を誘導し癌・動脈硬化・COPD・糖尿病などの加齢性疾患をまねく負の面がある。したがって老化細胞を除去して様々な加齢性疾患の改善をねらう治療戦略(すなわちSenolysis)を実現するためには、細胞老化の正の面は阻害しない選択的なSenolysisが必要である。一方で、 光免疫療法は、光感受性物質を結合させた抗体を全身投与し、抗体が結合した癌細胞が光依存性に障害される比較的新しい癌の治療法である。本提案研究では、老化細胞除去のための光免疫療法の開発を行う。