研究課題/領域番号 |
23K16824
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
持田 淳美 (齋藤淳美) 国際医療福祉大学, 薬学部, 助教 (80709022)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 低酸素応答 / ストレス適応 / 情動 / HIF / PHD |
研究開始時の研究の概要 |
臨床において、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者ではうつや不安などの精神疾患の併発頻度が高く、SASが未治療の場合、SSRIの抗うつ効果が減弱することが報告されている。一方、申請者らはこれまでに、間欠的低酸素負荷マウスにおいて不安感受性が亢進していることから、本マウスが精神疾患を合併するSASの有用なモデルであることを見出している。 本研究では、低酸素応答機構を主に制御する転写因子であるHIF(hypoxia inducible factor)に着目し、PHD(prolyl hydroxylases)阻害薬を用いてその機能を調節することで、情動及びストレス応答のメカニズムとHIFを介した低酸素応答との関連性について解明する。
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研究実績の概要 |
本研究では、低酸素応答機構を主に制御するHIF(hypoxia inducible factor)に着目し、PHD(prolyl hydroxylases)阻害薬を用いてその機能を調節することで、情動及びストレス応答のメカニズムとHIFを介した低酸素応答との関連性について解明することを目的としている。 本年度ではまず、生得的なストレス反応における低酸素応答機構の影響について検討すべく、急性ストレス負荷及びストレス適応・非適応モデルマウスを作成して脳サンプルを採取し、脳内におけるタンパク質発現量の検討をする準備を行った。 その後、産休・育休のため、本年度途中より一時研究を中断した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
「研究実績の概要」に記載した通り、生得的なストレス反応における低酸素応答機構の影響について検討すべく、モデルマウスを作成して脳サンプルを採取し、脳内におけるタンパク質の発現量を検討する準備をしたものの、その後、産休・育休に入ってしまったため、研究を一時中断した。
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今後の研究の推進方策 |
行動学的検討において、急性ストレス負荷及びストレス適応・非適応モデルマウスの作成には成功しており、脳サンプルも十分な例数を確保している。今後はこれらの脳サンプルを用いて、低酸素応答機構を制御するHIFを中心としたタンパク質の発現量について検討を行い、生得的なストレス反応における低酸素応答関連因子の影響について検討を行っていく予定である。
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