研究課題
若手研究
本研究課題は非対話ゼロ知識証明(NIZK)という暗号技術を改良する手法が存在するかを理論的に明らかにする.NIZKとは解くことが難しいとされるNP言語の答えをある人が知っていることを,答えそのものを明かさず他人に証明する技術である.異なるNP言語に対するNIZKが与えられたときに,それらを用いて“等式言語”と呼ばれる特殊な形をした言語を証明するNIZKが一般に構成可能かを,与えられるNIZKの特徴やその証明するNP言語の観点から検討する.等式言語を証明するNIZKはAIなどの豊富なアプリケーションを持つ.このような研究は今後のNIZKの研究開発に大いに影響を与えると期待される.