研究課題/領域番号 |
23K16918
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
平木 剛史 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (40831326)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 触覚ディスプレイ / 熱弾性効果 / 空中触覚 / 短パルスレーザー / ソフトロボティクス / 光音響効果 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、高解像光照射による光音響効果を利用することで、高解像・高設計自由度な触覚ディスプレイを実現する。また、この触覚刺激提示技術を用いてヒューマンインタフェースを実装し、その有用性をユーザ実験を通じて検証することで、革新的な触覚提示技術基盤として構築する。 本研究の実現により、人の触覚受容器分布と同程度の解像度、かつ大面積での触覚刺激提示が可能なプラットフォームを確立することが期待できる。
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研究実績の概要 |
本研究では、高解像光照射による光音響効果を利用することで、高解像・高設計自由度な触覚ディスプレイを実現する。また、この触覚刺激提示技術を用いてヒューマンインタフェースを実装し、その有用性をユーザ実験を通じて検証することで、革新的な触覚提示技術基盤として構築する。 本年度は、プロジェクタの開発と光音響伝播の基礎的な特性について調査を実施した。具体的には、ナノ秒レーザー光を走査可能なプロジェクタシステムを開発し、これを用いて、アクリル素材に対してレーザー光を照射する実験を実施した。ここで、レーザー光のエネルギー量やパルスレートといったパラメータを変えた時の弾性媒体の振動の測定を行った結果、制御入力に応じた強度・周波数の振動が生じることを確認した。これにより、高空間解像度をもちつつ様々な周波数・強度の振動触覚刺激を空中で提示可能な技術の原理検証が実施できた。 加えて、レーザー光を用いた力覚提示技術や、触覚提示と内受容感覚の関係性に関する検討も実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究で実現する触覚振動提示の原理検証とそれに関連する研究群について、国際会議発表3報、国内会議発表1報という成果を得ており、当初の計画以上に進展していると言える。
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今後の研究の推進方策 |
光音響伝播のための構造設計についての研究について、論文発表につなげられるよう引き続き取り組んでいく。
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