研究課題
若手研究
コミュニケーションを円滑にする非言語性の社会的キューの脳内情報処理の解明を目指す。情報の出し手と受け手の時系列関係の分析が必要だが、社会的キューは極めて多様な変数が関与し加えて相互作用を生じるため、直接的に分析することは困難である。そこで変数統制を行いやすい映像刺激を用い、相互作用のない条件下でモデルを構築するための実験を行う。視線及び機能的近赤外分光法(fNIRS)による脳活動計測を行い、社会的キューの主観量を説明する変数間関係の同定を試みる。その上で変数の時系列変化をモデル化する。最終的に相互作用のある環境下においてモデルの妥当性を検証する。