研究課題
若手研究
近年の計測技術の進歩によって大規模なプロテオーム解析が可能となり、プロテオーム解析に基づくバイオマーカー候補の報告が年々増加している。主要なバイオマーカー探索手法として疾患群と対照群のタンパク質発現量を比較する発現変動解析や共発現解析が用いられるが、早期発見のためには疾患の前段階である未病状態を発見することが重要となる。そのためには疾患群と対照群の比較ではなく、新たなフレームワークによるアプローチが必要となる。そこで、本研究では健康状態から疾患状態に至る過程をモデリングすることで、二群比較の問題点を克服し、未病状態を発見するためのプロテオーム解析基盤を構築する。