研究課題
若手研究
家畜排泄物は処理され、堆肥として農地に散布している。適切に処理された堆肥においては、家畜排泄物に含まれている家畜由来耐性菌は大幅に減少する一方で、薬剤耐性遺伝子は一定量残存することが報告されている。しかし、遺伝子検出においては検出された薬剤耐性遺伝子は堆肥中の死菌由来の遺伝子断片の可能性があり、リスクを過大評価している恐れがある。また、薬剤耐性菌/耐性遺伝子を効率的に除去できる堆肥化処理法が必要である。そこで本研究では、堆肥処理における薬剤耐性菌/耐性遺伝子の実態・動態を生菌ベースで培養法、遺伝子検出法を用いて解明すると共に、薬剤耐性菌/耐性遺伝子を手軽に効率的に除去できる方法を提案する。