研究課題
若手研究
地域の水辺が有する多面的機能の保全を図る水環境整備が住民参画のもと各地で実施され、農村振興が図られてきた。しかし、担い手の世代交代期を迎えた先発地域では、担い手不足を基因に水辺の利用・管理状況が二極化している。この課題解決に向けて、本研究では、住民の意識醸成プロセスと行動喚起を促す社会的な仕掛けを解明し、その効果を検証する。水環境整備の先発地域を対象に、人間発達スケールの視点からみた担い手意識の醸成プロセスを解明し、管理行動の契機とその規定要素を解明する。これら結果の地域間比較によって仕掛けを抽出し、その効果を検証する。