研究課題/領域番号 |
23K17091
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
嶌田 栄樹 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 研究員 (40909793)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 蓄電池 / エネルギービッグデータ / 実証分析 / 再生可能エネルギー / ビッグデータ / 経済実験 |
研究開始時の研究の概要 |
2050年カーボンニュートラル社会実現に向けて、地理的に分散した再エネの普及と地域レベルでのエネルギーシェアリングを実現する分散型エネルギーシステムが期待されている。同システムの確立には、①蓄電池の普及、②再エネ・蓄エネ技術を活かした新たな分散型エネルギープランの整備が必須となる。本研究では、まず、蓄電池の普及加速に向けて、実社会のデータに基づいた実測値として蓄電池の金銭的ベネフィットを評価する。続いて、エネルギーシェアリング・関連技術の外部制御といった新たな分散型エネルギープランへの参加を促す要因を特定し、高い参加率を実現する制度を設計する。
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研究実績の概要 |
2050年カーボンニュートラル社会実現に向けて、地理的に分散した再エネの普及と地域レベルでのエネルギーシェアリングを実現する分散型エネルギーシステムが期待されている。同システムの確立には、①蓄電池の普及、②再エネ・蓄エネ技術を活かした新たな分散型エネルギープランの整備が必須となる。本年度は、家庭部門のエネルギービッグデータを活用し、蓄電池の導入が世帯のエネルギー使用パターンに与える効果を測定するため、分析用データセットの構築および初期的な分析に取り組んだ。 産業技術総合研究所が有するエネルギービッグデータから、家庭用蓄電池を設置している数千世帯に対して、蓄電池の1時間単位の充放電量を抽出した。また、家庭用蓄電池の設置の有無にかかわらず1時間当たりの電力消費量を抽出した。これらのデータセットおよび、世帯属性や気象データ等と突合することで、分析用のデータセットを構築した。本年度は初期的な分析として、蓄電池の充放電パターンの分析や、蓄電池の設置世帯と非設置世帯の電力消費パターンの比較分析等をおこなった。 また、本年度は、家庭部門のエネルギー消費に関する実証研究で先行する米国メリーランド大学やカリフォルニア大学デービス校と関係を構築・強化し、本プロジェクトにおける連携を進めることができた。加えて、再エネ・蓄エネ技術を活かした新たな分散型エネルギープランの開発に向けた経済実験の準備を進めることができた。 以上の研究成果の一部は国内の査読付き学会およびワークショップで報告された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実証分析は予定通りに遂行できており、経済実験の準備も順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に沿って、実証分析と経済実験をすすめる。得られたデータを分析し、研究成果を国際学会等で報告するとともに、論文の投稿準備を行う。
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