研究課題
若手研究
本研究は、紛争当事国による戦略的外交に着目し、相手方陣営の一部国家との同盟関係がいかにして構築されるのかを、その影響を含めて明らかにするものである。イスラエルとアラブ四カ国(UAE、バハレーン、スーダン、モロッコ)は、2020年に関係正常化を宣言した。パレスチナ紛争がたびたび激化したにも拘わらず、経済や安全保障分野での協定がその後も続いている。本研究では、既存の同盟関係や予防外交に関する学術的成果を踏まえた上で、紛争当事国が相手方陣営の一部と同盟を結ぶ過程とその効果を、総合的に明らかにする。