近現代パレスチナにおけるワタニーヤと国民国家主義の発展要因に関する研究

• 研究課題/領域番号: 23K17111
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分80010:地域研究関連
• 研究機関: 明治大学
• 研究代表者: ハディ ハーニ 明治大学, 商学部, 特任講師 (70962546)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: パレスチナ / ナショナリズム / 国民国家 / 民族自決 / ディスコース

研究開始時の研究の概要

パレスチナにおける民族意識に関する研究動向においては、その源流をどの時点に見出すかという点がひとつの焦点であった。しかし、その後の中東諸国間体制の成立に関する包括的解明、およびパレスチナ問題の政治的停滞状況の解明、さらにはその打開について紛争解決学的に展望していくためには、パレスチナの民族意識が、独立した国民国家の建設を志向し、そこに固執することとなった要因について明らかにする必要がある。
このため本研究は、資料収集および批判的ディスコース分析を通じて、この点を明らかにする。これを踏まえ、パレスチナ・ワタニーヤ研究を深化させつつ、紛争解決のオルタナティブ構想にとっての示唆を得ることを目指す。