研究課題
若手研究
現在エチオピアでは、一次産品への依存を脱却して製造業主導に転換することが課題となっている。本研究では、同国の製造業の雇用に焦点を当て、賃金・採用・期間等の雇用諸制度に着目し、それらが相互に補完し合うことで構成される雇用システムの特徴を解明することを目的とする。特に、国際社会からの外生的な影響と国内の内生的な形成とがどのように複合して雇用システムを特徴づけているのかを解明することを目指す。本研究では同国の豊富な家畜資源を活用でき、雇用創出効果が期待される皮革産業の企業を対象として現地調査を行うとともに、援助機関や外資系企業による影響を捉えるため、文献調査によって必要なデータを補完する。