研究課題
若手研究
本研究の目的は、主に交通の面からオンラインツールの普及による観光需要の平準化(すなわちピークシフトによる混雑の緩和)を定量的に分析することである。観光目的移動の分析では、アンケート調査データから「観光の機会費用(観光することで通勤や通学ができなくなる際に失われる価値)」に着目し、オンラインツール普及が観光需要を平準化させて、その結果、交通需要が平準化する可能性を示す。ビジネス目的移動の分析では、どのような長距離出張がオンラインツールに代替され易いかを明らかにし、オンラインツール普及が地域間交通需要の平準化をもたらす可能性を示す。