研究課題
若手研究
かわいいものは接近動機づけを高め,長く見つめたり,気分がよくなったりすることがわかっている。そして,企業は積極的に「かわいい」を取り入れているが,実際に消費者行動に及ぼす影響は十分に検討されていない。私たちは,様々な製品やサービスを消費することで,快適さや便利さを得る,あるいは喜びや楽しみを味わうなどの便益を得ている。したがって,製品やサービスの有効性(efficacy)を知覚することは,購買意思決定において特に重要である。本研究では,かわいいと感じることで,その商品の有効性を低く見積もってしまう心理プロセスの根拠を示すとともに,そのメカニズムを解明する。