研究課題
若手研究
本研究では、今まで曖昧であったゲルとスポンジの定義を明確にし、ゲルとスポンジを自由自在に作り分け、かつ生体適合性のスポンジを作成する。ゲルは生体組織と類似する物性を持つという認識は厳密には間違っており、正確には、破断しにくく、離水的なスポンジこそが、生体組織と似たような性質を持つ。本研究により設計した高分子スポンジは、精密な物性制御が容易であるため、”高分子スポンジ”という新規な学問を開拓するのみならず、組織再生・組織工学の発展に寄与するものである。