研究課題
若手研究
視覚障碍者の歩行支援システムの手法にて視覚情報である眼内閃光の提供について研究が重ねられている。眼内閃光は電気刺激によって閃光を知覚する現象であり、電極配置を調整することで観測位置を制御できる。申請者は先行研究において、眼球表面の電界推移に着目し、眼内閃光を視界の3方向へ提示する手法や2つ同時に提示する際の電気的干渉を避ける手法を明らかにしてきた。しかし、障害物の多い視界の下側のみへの提示等、解像度を上げた場合に電気的干渉を避ける手法については議論されていない。本研究では歩行支援システムの安全性を高める目的で、眼内閃光の提示解像度を上げた上で電気的干渉を避ける手法について明らかにする。