研究課題
挑戦的研究(開拓)
視覚言語である手話の研究においても,機械可読の大規模用例集(コーパス)の重要性が高まっている.しかし,話者の少なさ,コミュニティの小ささ,映像として記録される特異性,映像内の多様な情報の混濁といった問題から,大規模化は容易でない.そこで,本研究は日本手話を念頭に,Web上の手話映像にまで対象を広げ,日本手話映像コーパスの構築のための方法論を確立する.AI技術を活用し,Web上の手話映像を正しく集め,映像内の手話会話部分の同定や情報付与,個人情報などを制御し,今までにない規模の手話コーパスの構築を試みる.研究事例を蓄積し,開発したプログラム群を公開することで,手話研究の進展を誘引する.