研究課題
挑戦的研究(開拓)
本研究は,人の呼吸活動により噴出する飛沫・飛沫核の動的な運動特性と蒸発特性を実測により明確にすることを目的とする.感染リスクの評価には,感染源から噴出した飛沫・飛沫核の飛散および拡散による感染経路を再現する数値解析手法(CFD)が多く活用されている.しかし,多くの既往研究では想定値に依存して境界条件を決定しており,標準的に活用できるデータベースが存在しない課題が残されている.そこで本研究では,人の呼吸活動による3次元気流の特性と飛沫の蒸発特性を実測によって明確にし,CFDを用いた飛沫・飛沫核の拡散解析をより高精度化する.