研究課題
挑戦的研究(開拓)
GNSS観測データを用いた疑似的な4成分ひずみ計を考案し、M7クラスの地震の前兆的な地殻変動を精度よく検知する手法を開発し、GNSSデータを活用した地殻変動予測研究の新展開をはかる。具体的には過去のM7クラスの被害地震の際のGNSSデータを解析し、特にひずみの地震前兆的変動を高精度に検出する方法を事例解析的に検討し、その有効性を調査する。さらに、統計解析によりひずみの地震前兆的変動の時空間特性の把握し、全国展開の可能性やリアルタイム予測に資する解析ソフトウエア基盤の整備とその検証を行う。疑似ひずみ計近傍の既存ひずみ計データとの比較や同化の可能性や地殻応力変化に起因する観測量との比較検討も行う。