研究課題
挑戦的研究(開拓)
本研究では、高分子鎖の幾何学的特徴すなわち「形状」を自在に操ることで動的な生命現象を彷彿とさせる機能物質を創出することを目的とし、①高分子形状再編成法および②高分子形状淘汰・最適化法を開拓する。とくに、再編成は、複雑な高分子形状を簡単な構成単位に断片化する初期化、異種形状との再混成、およびその後の再構築からなる。また、淘汰・最適化は非平衡状態でローカルミニマムに凍結された高分子形状をバルク状態でグローバルミニマムに遷移させる過程からなる。本研究ではこれらの方法論を来たる将来のものづくりに貢献させるべく、液槽光重合(VP)式3Dプリンティング(3DP)法に展開する。