研究課題
挑戦的研究(開拓)
細胞老化や細胞へのメカニカルストレスなどで核膜構成タンパク質が劣化・変性すると、重篤な核機能障害に陥り(核膜ストレス)、疾患発症の原因になる。しかし、核膜ストレスから核膜が破綻していく分子機構や、破綻後の修復機構の詳細はわかっていない。本研究課題では、核膜ストレス応答の仕組みをストレス感知、シグナル伝達、細胞・生体応答の各観点から解き明かすとともに、核膜病のモデル動物を用いて核膜ストレス応答機構の生体内での役割を解明し、疾患発症の分子機構に迫る。