研究課題
挑戦的研究(開拓)
ポリアミンは、アミノ基を2つ以上持つ直鎖アルキルアミン類の総称で、哺乳類では主にプトレシン、スペルミジン、スペルミンの3種類が存在する。ポリアミン代謝酵素は多くのがん種で高発現し、がん細胞の薬剤耐性獲得や患者の予後不良に関わることが知られている。本研究は、がんの微小環境に存在するがん細胞や老化間質細胞におけるポリアミン代謝の詳細を明らかにすることで、がんの微小環境や個体老化においてポリアミン代謝が果たす機能の解明に挑戦する。