臓器連関から紐解く難治性膵疾患 - 口膵連関という新たな研究領域の創出-

• 研究課題/領域番号: 23K17428
• 研究種目: 挑戦的研究(開拓)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 北本 祥 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授(常勤) (80727420)
• 研究期間 (年度): 2023-06-30 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 25,870千円 (直接経費: 19,900千円、間接経費: 5,970千円); 2025年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円); 2024年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円); 2023年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
• キーワード: 臓器連関 / マイクロバイオーム / 膵臓癌 / 膵炎 / 歯周炎 / 口膵連関 / 細菌

研究開始時の研究の概要

本研究では、近年明らかとなってきている膵炎などの難治性膵疾患における「膵内微生物」に関して、その由来と病態形成機序の解明を目的としている。申請者は、難治性膵疾患と口腔疾患との強い相関関係に着目することで「膵内細菌が口腔細菌叢に由来する」可能性を強く示唆する予備データを得るに至った。そこで本課題では、微生物ゲノム解析を通して口膵連関軸の因果関係の証明を試みる。さらに、膵内微生物が如何にして膵臓に到達し、病態形成に資するかについての解明を進め、難治性膵疾患の研究領域に「口膵連関」という新たな領域を創出し、従来のコンセプトにない新たな医療介入法の開発の研究基盤の構築を目指す。