研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究は、聴覚障害を基盤とした音楽表現のあり方を理論構築するとともに実践を通じた社会実装を行う。障害学においては障害者の文化を「支配文化」「抵抗文化」「固有文化」と分類し理解しているが、これまでの実践は、障害者に健常者文化としての「音楽」をそのまま、もしくは変換して届けることにのみ注力し、障害があるからこその「固有文化」としての音楽を理解できていない。(1)技術を用いた既存の実践の整理・体系化 (2)音楽家や音楽教育や音楽療法等を中心に行われている具体的な音楽実践の整理・体系化 (3)「固有文化」を活かした音楽実践に関する当事者協働型アクションリサーチと検証、のアプローチを用いた研究を行う。