研究課題/領域番号 |
23K17516
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小田 寛貴 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 助教 (30293690)
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研究分担者 |
山田 哲也 公益財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (80261212)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 青銅器 / 酸化還元反応 / 炭素14年代測定法 |
研究開始時の研究の概要 |
炭素14年代測定法の対象は,木炭など,大気中二酸化炭素から形成され,生命活動の停止に伴い炭素交換も停止したという条件を有する生物の遺骸である.故に,青銅器には適用できないとされてきた.しかし,青銅表面に発生する緑青は,青銅中の銅と大気中二酸化炭素から形成され,一旦形成されると新たな緑青発生を阻止する性質を持っている.つまり,緑青は炭素14法の対象試料となる条件を満たしているのである.この点に着目し,本研究では,酸化還元反応等を利用し緑青からの炭素抽出法を開発することを第一の目的とした.その上で,年代既知の資料に適用することで,青銅器に対する炭素14法の有効性を実証する点を第二の目的とした.
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