研究課題
挑戦的研究(萌芽)
システムの技術の中心となるコア技術は、企業間にわたるシステムの技術のガバナンスに重要な役割を果たすとされてきた。一方で、企業間にわたる技術の公開・共有が進んでいるシステムについては、コア技術ですら複数の企業によって分散的に開発・保有されるようになっている。では、いかにこのようなシステムの技術の発達は促され、そのガバナンスが集合的に実現されるのか、またいかに企業は優位を築くことができるのか。本課題では、システムのコアやアーキテクチャ/インターフェースの技術とそれらの企業間での分布の変遷と合わせて、企業間の特許引用ネットワークを検討することで、その技術のガバナンスのメカニズムについて解明する。