研究課題/領域番号 |
23K17558
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
乾 友彦 学習院大学, 国際社会科学部, 教授 (10328669)
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研究分担者 |
枝村 一磨 神奈川大学, 経済学部, 准教授 (20599930)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 研究開発 / スピルオーバー / 産学連携 / 特許 / 論文データベース |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、国際的に研究活動に関する学術的情報が収録されている論文データベースを用いて、国際的にスピルオーバーする知識フローを定量的に捕捉し、可視化する。具体的に、論文の引用関係と共著関係の2つの情報を用いて国際的な知識スピルオーバーを定量的に測定する。次に、引用関係や共著関係にある著者の所属機関の情報を利用して、地理的距離、文化や言語の違いによって国際的な知識スピルオーバーに変化が生じているか否かを検証する。スピルオーバーの量的な変化を、知識蓄積自体の量的な変化と区別した上で、国際的な知識スピルオーバーに阻害要因が与えるインパクトを定量的に分析する。
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研究実績の概要 |
2001年から2020年までの日本の企業データを用いて、産学連携が企業の研究活動や生産性に与える影響を定量的に分析した。まず、産学連携を行う企業の特性を、研究開発インプットやアウトプット、生産性等の観点で分析を行った。次に産学連携を行う企業の特性を踏まえて、産学連携をする企業とそうでない企業を傾向スコアマッチング法でマッチングし、産学連携の実施が生産性や研究費、特許に与える影響をDifference in Differences 法で定量的に検証した。研究規模や生産性、在籍する研究者の特性が等しく、産学連携の実施有無のみが異なる企業を比較した結果、産学連携後に研究費が増加し、特に応用開発研究費が増加していることが確認された。また、産学連携の前後で、以前から取り組んでいた技術分野の特許件数に変化はなかったが、以前に取り組んでいなかった技術分野の特許件数に増加傾向がみられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
データベースの作成に時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
データベースを出来るだけ速やかに完成させて、暫定的な分析を実施する。
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