研究課題/領域番号 |
23K17565
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山田 実 筑波大学, 人間系, 教授 (30525572)
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研究分担者 |
荒井 秀典 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 理事長 (60232021)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 社会的フレイル / 要介護 / 要因 / 予後 / コホート研究 |
研究開始時の研究の概要 |
国際的な高齢化の進展と新型コロナウイルス感染症の感染拡大の長期化により、高齢者の要介護化が懸念されている。本研究は「“社会的フレイル”の発症・予後の機序解明とその対策方法の探求 ~科学的根拠に基づく方策への挑戦的一歩~」と題し、『健常⇒社会的フレイル⇒要介護』へと進展していく経路を明確にするとともに、介入によってその経路を遮断することが可能となるのか検証することを目的とする。本研究では次の2つの課題を行う:①『健常』から『社会的フレイル』そして『要介護』へ至るメカニズムの解明、②ソーシャル・マーケティング戦略による地域全体の多面的介入による社会的フレイルの改善効果の検証。
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研究実績の概要 |
【研究概要】本研究は、「社会的フレイル」に焦点を当て、次の2つの課題を行うこととした。課題①は、『健常』から『社会的フレイル』そして『要介護』へ至るメカニズムの解明である。課題②は、ソーシャル・マーケティング戦略による地域全体の多面的介入による社会的フレイルの改善効果の検証である。 【2023年度実績:課題①(社会的フレイルに関連する指標は幾つかあり、ここでは社会的孤立に焦点を当てた結果を示す)】課題①の追跡調査を予定通り実施した。ベースライン調査、2年後のパネル調査、そしてパネル調査より4年間の追跡調査を完了した。2年後のパネル調査を実施できた方を分析対象とすると、約1割がベースライン調査の非社会的孤立状態から2年後の社会的孤立状態へと進展していた。なお、ベースラインからパネル調査まで一貫して社会的孤立状態であったケースが約1割、ベースラインでは社会的孤立だったのがパネル調査時点で非社会的孤立へと改善したケースが約1割であった。パネル調査から4年間の追跡を実施したところ、新たに社会的孤立状態になった方と、一貫して社会的孤立状態であった方がともに要介護状態になりやすいことが示唆された。また、新たに社会的孤立を招く要因としては、年齢や性別などの属性だけでなく運動習慣等の可変要因も抽出された。このことから、社会的孤立は有害健康転帰の発生に寄与するものの、予防・対策しうる可能性があることも示唆された。 【2023年度実績:課題②】 課題②の介入に向けての調査準備を行った。具体的には郵送調査および介入手段の準備であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、課題①のデータ収集、追跡調査が順調に実施できている。また、2024年度に予定している課題②の介入研究の準備も予定通り進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度と2025年度は、課題②の介入及びその分析を中心に実施する。前述のように、準備は予定通り行えているため、研究分担者ならびに研究協力者と適宜相談しながら進めていく。
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